発表(Presentation)について
「盛り上がる発表をするための3つの条件」みたいにすると,頭の悪そうな人が釣れるんだろうなー,みたいなことを考えながらこういう題名にしてみました。みしょです。
僕は大学院で某Hさんをadvisorとしながら日々研究をしているわけですが,彼からは特に「Presentationと飲みだけは本気出せ」と厳しく指導されています。というのはウソです。
まぁともかく,今年に入ってから,発表(presentation)をする機会が割と増えてきました。今年だけで,公的なものが3件,私的なものが2件。だいぶ場慣れもしてきて,presentationのコツがわかってきたので,今日は,自分が発表(presentation)をする上で気をつけていることについて,だらだらと書いてみます。
ところで,良い発表をするには良い内容が必要。だけど内容を磨き上げるのは非常に大変です。論理的に緻密に,わかりやすく丁寧に,時間に収まるように簡潔に,伝えたいことを明瞭に,といった様々な要素が絡み合っているので,それだけでかなりの訓練が必要です。
だからまずは小手先のtechniqueを磨きましょう!!!!!
というわけで,presentationを成功に導くための小手先の技術を,思いつく限り全部書いてみたいと思います。
Projectorとの接続を事前に確認する
発表において僕が一番緊張する瞬間,それは最初にcomputerをprojectorに接続するときです。
Projectorでの表示に失敗した瞬間,死が定義されます。
Projectorとの接続に失敗すると,何が起きるでしょうか?聴衆は貴重な時間を割いて来ているので,イライラします。一方で講演者は焦るばかり。不機嫌な聴衆に発表するとかマジで破滅ですし,テンパった講演者がまともな話をできるはずがありません。
というわけで,当たり前のことですが,発表する前にはprojectorに正しく映るかどうかを確認しましょう。
これを忘れる人間は間違いなく無能です。どうせろくな発表をしません。
無事に画面がscreenに映し出されれば,もう半分勝ったようなものです。成功です。練習したとおりにやるだけです。
発表時間を厳守する
制限時間を超えた発表はオナニーです。
時間超過は絶対に避けなければなりません。10分と言われたら8〜10分で,20分だったら17〜20分で終わらせなければなりません。
以前,誰かが「時間超過した発表はオナニーだ」ということを言っていました。みなさんも機会がありましたら,時間を超えてだらだらと話している講演者の顔をじっくり観察してください。とても気持ち良さそうな顔をしています。
「あー,あの人は普段全然話を聞いてもらえないけど,今日はみんなの注目を集めてるのが嬉しいんだろうなー。気持ち良さそうだなー。我を忘れてオナニーしてんなー。他人の時間を自分の公開オナニーのためにつかうんだなー。早く終わらせろよこのオナニストめ!」僕は予定時間の1.5倍を超えたあたりから,いつもこんなことを考えています。
発表資料に文を書かない
当たり前ですが,文章を画面に映し出すのはやめましょう。非常に読みにくいです。繰り返します。特にConclusionなどで英文を画面に書いたりする人が多く居ますが,それは「自分は英文が覚えられないから書きました」「練習していないので覚えていません」と宣言しているようなものです。文1つまでならぎりぎり許容範囲ですが、"sentences"は避けましょう。
Designはsimpleに
これは僕が,僕のdesign advisorであるところのに教わったことです。彼女が言うには
- Fontは2種類まで
- 背景は白
- 使う色は2色まで。黒と,強調用にもうもう1色。
- それ以上の色を使うときには,色に意味を持たせること。
- 文字を枠で囲ったりしない。
らしいです。「背景は白だとまぶしすぎない?黒地に白文字が良いよ。」とか「もっと色とか枠とか使った方が見やすそう。」とか思ったんですけど,発表していくうちに,こっちの方がいいなー,ということに気づきました。Physicsのところに発表資料をいろいろと公開してますので,古いものと新しいもの(2010/02/20〜)とを比べてみるとよいかと思います。
あと,無駄なanimationもウザいのでやめましょう。派手好きのnarcissistっぽく見えます。
指し棒を使うときの注意
あとは細かなtipsです。
指し棒を使うとき,screenをバンバン叩く人がいます。あれは基本的には問題ないのですが,叩くとscreenが揺れる場合は,決して叩いてはなりません。
発表する側は意外と気づきませんが,聴衆はscreenだけをじっと見ているので,気持ち悪さを覚えます。
みのもんたは不評
もんたmethodは,あまり評判が良くないです。高橋methodについて悪い評判は聞きませんが,あれは実はかなり高等techniqueですので注意しましょう。
練習は「よじかん」
当然のことですが,最低10回は練習しましょう。発表内容は完全に暗記しましょう。練習回数の目安は,「4時間÷発表時間」です。20分なら240÷20=12回。10分なら24回。4分なら60回。これが最低限。
っていうか,20分のpresentationをしようと思うと,発表資料はだいたい5回ぐらいの推敲が必要です。つまり推敲のためには最低5回の練習が必要なわけです。で,発表資料が完成したらようやく「発表内容を暗記するための練習」です。最低5回やらないと全然ダメです。そう思うと,12回(4時間)ぐらいは余裕で必要です。
だいたい,20人に向けて10分の発表を行うというのは,他人の時間を200分使うということですので,当然それなりの準備が必要です。4時間ぐらい練習しても不思議じゃないです。Projectorの確認にかかる5分を惜しんだ結果,接続に失敗して3分使ったらそれだけで他人の時間1時間を無駄にします。そんなこと無能にしかできません。
僕の前でprojectorの接続に失敗した人は,僕からは「無能」だとみなされています。僕の前で制限時間を大幅に超過した発表をした人は,「人目をはばからずにオナニーをする人」だと思われています。
良い発表の為には良い発表内容が不可欠ですが,それを達成するには練習/経験/慣れが必要です。もちろん発表を適切な時間で終わらせるのも相当な訓練が必要で,実を言うと僕もこれまで一度も成功したことがありません。昨日も。でも,projectorの確認は知っていれば誰にでもできることですし,発表時間に関しても「超過=オナニー」だと看破していれば,何かが大きく変わるはずです。
がんばっていきましょう。
おまけいくつか。
そういえば,夏の学校の時に某後輩がprojectorの確認を怠って接続に失敗したのを思い出した……。やはり事前にadviseしておくべきだったなぁ,とちょっと反省しました。あれは5%ぐらいは僕の責任でもあります。まぁ一度失敗したのでもう二度とやらないでしょう。それほどカタい場じゃなかったので,次からはがんばってください。応援してます。
それから,「だらだら発表=オナニー」という定理は実はもう少し奥が深いハナシです。そもそも講演するということ自体が,注目される行為,ある意味オナニーみたいなものです。でも,制限時間というのは,誰かが自分を認めてくれて与えてくれた時間なので,その枠内でやる限りは「枠を決めた人間」の責任でオナニーしてるわけです。それが,時間超過した瞬間に,単なる自分のオナニーに化ける,ということです。
で,この定理は応用が可能です。例えば,乾杯の音頭をとるときにだらだらしゃべってる人。あれはオナニーです。グラスをずっと持っておくのは大変なんです。あるいは朝礼とか集会でだらだら喋る校長もオナニーです。きっとしゃべりたいことがいっぱいあるのだけれども,妻が話を聞いてくれないのでしょう。
本当に伝えたいことは,簡潔に伝えないと伝わりません。毎週の全校集会なんかじゃ伝わりません。朝礼では簡潔な話を心がけた校長が卒業式のときに「最後に卒業生に向けてどうしてもいいたいことがある」とかすると,よっぽど印象に残るような気がします。
そんなこんなで中年のオナニーについて考えていた訳です。他人のオナニーを見るのは,普通は嫌なものですが,世の中には物好きな人がいて,中年のオナニーを見たがっている人がいます。中年のオナニーを見てあげることをゴマスリの一環だと思っている人たちです。偉くなるとそういう人たちが増えて来て,王様が裸であることを誰も指摘してくれなくなるので,注意しなければなぁ,と感じています。
Comments
まなみ 2010/10/28(Thu) 14:09:18
■■■■は 神奈川県の中央林間で 親から継いだ「■■■」という会社の社長であるが、この男 妻子のある身でありながら中央林間界隈で 独身と称して女を騙している極悪人である。主に「ワンシーン」「チャチャ」等に出没!「人面の■■■」とかいう本をだしてる。
今度 ■■党から市議会に出馬するという話しがあるらしい。さて 大和市民はどうするのか???
みしょ 2010/10/28(Thu) 14:58:35
これって侮辱罪の構成要件満たしてる気がするなー……。東京高判H13.9.5を根拠に氏名などを■に変更しました。
送信元はmelgw.mel.teu.ac.jpです。