みしょのねこごや

Diary - 2008年12月

日々雑感

そういえば最近日記を書いてなかった。

別に書くことが無かったわけではなくて,むしろ書きたいことは沢山あったのだけど,その「書きたいこと」というのがなかなか大規模な(そして濃密な)ことで,尚かつここのところ非常に忙しかったため,書く時間と気力が無かったわけ。

っていうか,情報を入力して処理するので精一杯で,はてな村の愚民たちに評価されるために愚かな文章をこねくり回している人たちほど暇じゃないんだよねぇ。もうさ,blogなんてやめた方が良いよ。どうせ暇人しか見ないんだし,時間の無駄だから。

まぁ,忙しいとは言っても,日経新聞を読み,研究室に行ってボケーっと数学やら物理やらについて考え,帰宅してニコニコ動画を巡回して,はてなbookmarkを巡回して,布団に寝転がって本をボケーッと読んで,みたいな,半分NEETのような生活なので,たまには言いたいことも言ってみようかななんて思うわけ。

ともかく,さっさと本題に入ろう。


国籍法改正について

ひとつめ。先週末に無事に国籍法の一部を改正する法律案が,後議の参議院でも可決され,成立した。これに係り,ニコニコ動画および2ちゃんねるを中心にして,まさに衆愚というべき反対運動が展開された。

大まかな流れを整理すると,まず今年の6月に最高裁が,国籍法3条1項において母を外国人とする胎児認知を受けていない非嫡出子に対して日本国籍を認めない旨解釈されていることを憲法14条1項違反であるとする旨の判決を下した。そんでその違憲判決を受けて,10月頃に自民党やら法務省やらが国籍法を改正する法律の案をまとめた。その閣議決定(11月4日)の前後から,ニコニコ動画および2ちゃんねるを中心として,国籍法の改正に反対する人々が動画投稿・thread作成などの政治活動を始めた。それらの活動はそれなりに効果はあったようだが,いずれにしても粛々と審議は進められ,11月18日に衆院通過,12月5日に参議院にて可決,法律が成立した。(ちなみに反対派の運動が功を奏して,参議院では国籍法の一部を改正する法律案に対する附帯決議が為されている。)

国籍法3条1項に対する違憲判決の趣旨・理由については,最高裁の判決文を直接読んでもらえれば理解出来ると思うし,2ちゃんねるやニコ動での反対派の主張,およびはてなbookmarkで為された諸議論については,検索すればすぐに見つかるので別に僕が書くことでもない。

これらに対する反対派の緒論を「衆愚だ」と僕が言うのは,以下の理由による。

  • 法案を理解しておらず,認識自体に誤りがある。
  • そもそも法律というものを理解していない。
  • 最高裁の違憲判決を否定していたりもする。
  • 扇動的である。
  • 対案が何も無い。

認識の誤りについては,反対派の主張や運動の内容をちょっと見れば(まともな知識を持っている人なら)誰でもすぐに分かる。例えば,「国籍法 まとめ」でGoogle検索した結果最初に出てくる国籍法改正案まとめWIKIを見てみると,「国籍法改正案って何?」には色々なコトが書かれているが,幾つか明らかに異常なものがある。

  • 日本人だと言うだけで日本国籍を取れるように法律が変わってしまいました
  • DNA鑑定等の科学的根拠が不要
  • 出生後に認知された「子供」にも国籍を付与される = 満19歳で認知 → 国籍取得も可能
  • 罰則が20万円以下の罰金,懲役1年以下とかなり緩やか

これらは全て間違いである。最初のは誇張表現であり,扇動的だと言わざるを得ない。DNA云々については法律に定めることではない。19歳での認知については憲法14条の趣旨に鑑みれば適切であり,最後の罰則については法律を全く知らない人間の戯れ言だとしか思えない。

更に,彼らの呼びかけている活動というのがまた浅ましい。「なにをすればいいの?」の項に挙がっているチラシを見ても,上述した「誤り」が散見される。法務省・最高裁判所に問い合わせるなんて,業務妨害に他ならない。

また,上述まとめWIKIのtop pageには,「最高裁判決でも,間違っているものは間違っている」 衆議院議員 赤池誠章という文句が掲げられている。このことからも,彼らが三権分立について理解していないことや,最高裁の違憲判決というのがどのような意味を持つのか(どうして日本国政府が憲法に拘束されているのか)を理解していないことが分かる。

最高裁判事への『弾劾裁判の訴追請求』など」の項もまた愚かしく,最高裁判事の指名権を初めとする,高校で習うような基本事項すら知らないことが明らかである。

大体,この違憲判決をひっくり返すには,まず国民審査で今回賛成した10人のうちの4人以上を罷免し,更に内閣にも働きかけて反対派の判事を最高裁長官に据える必要がある。いや,ここまでならまだ可能であるが,裁判所の違憲立法審査権というのは日本ではかなり制限されたものであるため,まず国籍法の改正に伴い直接に精神的または経済的損害を被ったことを立証して提訴せねばならず,更に10年ぐらいかけて最高裁までたどり着いて大法廷での判決を受けねばならない。つまり,最高裁の憲法判断はほぼ絶対なのだ。

っていうか,愚かな主張だとは思ってたけどここまでバカげているとは思っていなかった。黙っててくれないかなぁ,マジで。


ちなみに僕の意見を書いてなかったので付け足しておくと,僕は最高裁の違憲判決については甲斐中裁判官と意見を同じにする。つまり立法不作為こそが違憲なのだと考える。しかし最高裁であのような判決が為された以上,国会は国籍法を改正すべきであり,その改正案は判決に照らして妥当であるとしている。もちろん偽装認知などの問題は生じうるだろうから,今後の国籍法運用を注視しておくべきだ,と強く主張する。この点で参議院の付帯決議と同意見である。

また,国籍法というのはまさに日本国のあり方を決めるものであるので,その立法がInternet上で「公論」の下に置かれたことは素晴らしいことであると思う。しかしながら,公論に参加する知能のないバカは黙っていて欲しいとも思う。バカのために公論の質が落ち,「Internetの意見・議論は低級だ」などと思われたら,それこそ大問題である。


裁判員制度

ふたつめ。裁判員制度。

裁判員制度についてはだいぶ前から議論されていたのだけど,正直なところ「まさか日本でやるとは思っていなかった」ので,ここ数年の制度化に向けた動きは意外だった。しかし,国民の司法に対する意識向上の為には良いことだと思うので,全面的に賛成する。これによって日本国民がもう少し司法,ひいては統治機構に対して関心を持ってくれればいいなぁと思う。

もちろん「人を裁くなんて出来ない」と思う向きもあろうが,日本の主権は国民にあり,つまり国民は裁判所を通じて間接的に裁判を行っているので,出来ないなら出来ないなりに勉強したり考えたりして何とかやり遂げてほしいものだ。っていうかお前ら普段は好き勝手に人をアレコレ判じているんだからグダグダ言わずにさらっと引き受けろよ。それとも大人数での非難は出来ても一人で裁くことは出来ないってのかぃ?っていうのがホンネw。あ,「めんどい」なんて言ってるバカはもうどうでもいいよ。

ところで先々週末から裁判員候補者通知が該当者に向けて送付されたが,その旨をblogに公開している人が沢山いる,ということが話題になった。そもそも候補者になったことを公にしてはいけないことの立法趣旨は,裁判員候補者を保護するためであるので,公表による不利益を受け入れられるのなら公開しても問題ないのではないかと思う。僕も届いたらここに「裁判員候補者になったよー」と書こうと思ってたけど,結局届かなかった。(勿論,公に言い触らすことによりもう少し深い問題が生じる可能性もあり,そのようになった場合には候補者は規定通り内緒にしていなければならないだろう。)

「公にしてはならない」という規定に対する人々の反応には,彼らが「裁判所や法律というのは仰々しく強権的なものだ」と考えている様子が窺われた。そのようなあまり適切ではない誤解が,裁判員制度によって解消されることを願う。


Internetが衆愚政治を加速させ,国民主義の台頭とHitlerの再来を起こすかもしれない。

みっつめ。Internetが衆愚政治を加速させ,国民主義の台頭とHitlerの再来を起こすかもしれない。もしかしたらあの忌まわしきholocaustが再現されるかもしれない。……などなどについて書こうと思ったけど,めんどくなったのでやめる。結局言いたいことは最初に述べた

はてな村の愚民たちに評価されるために愚かな文章をこねくり回している人たちほど暇じゃないんだよねぇ。もうさ,blogなんてやめた方が良いよ。どうせ暇人しか見ないんだし,時間の無駄だから。

と,途中で述べた

公論に参加する知能のないバカは黙っていて欲しい

ということで言いたいことはほぼ尽きているので,僕が睡眠時間を削って書くほどのことでもないかな。もう少し付言しておけば,

  • 最近の麻生首相の支持率急落
  • 対案を何も出さずに批判だけ繰り返すマスゴミ
  • そのマスゴミとなれ合い続ける愚かな大衆たち
  • 「次の首相に相応しい人は麻生さんでも小沢さんでもない」とする人々が非常に多いこと
  • バカな人ほどヒマだという事実と,Internetの危険性,特に既婚女性版の最近の状況

なども関連してくるのだけど,いずれにしても今日はだいぶ色々書いたのでこれくらいにしておきます!

ではでは,おやすみなさい(/▽\#

Web Serverを変更して,いろいろとイイコトをした。

今週はseminarの発表がなかったので,ゆっくりした一週間を過ごしました。ゆっくりとはいっても,色々とTODOがあったので,主にweb周りを超整備した!!

やったのは

  • Web serverを,xreaからSAKURA Internetに変更した。
  • そんでweb serverに,zshsvnteTeXvimをそれぞれinstallした。
  • そのsvnを用いて,serverの内容を定期的に自動back-upするようにした。
  • 更に,みしょのねこごやで綺麗な数式を表示させるため,TeXvcなるものを導入した。

ただ,まだTeXvcを使うためのPerl/CGI scriptを作ってない(だっていちいちshell叩くの嫌じゃん!)。それは今週末にやるつもり。

それから,ついでに最近自宅のserverの調子がおかしかったので,mondo rescueによるhard disk back-upも行った。(このserverには僕のすべての作業がSubversionとして保存されているので,これがつぶれると生活の全てに支障を来す……。)

以上の作業はほとんどweb上の情報から出来たので,別に僕がここに詳しい手順などを書き記す必要はないだろう。ただ,要点を幾つか書き残しておくことにする。


xreaからSAKURA Internetへの移行

実は,本当は,既存の Value-Domain + Xrea の構成から,Sakura-Domain + Sakura-Server へと移行しようと思っていた。しかし,

  • Sakura-DomainではDynamic DNSが使用できない。
  • Sakura-Serverでは,e-mailを受信するときに,いわゆる “CATCH ALL”機能が使えない。

という事情により,domainについてはvalue-domainを使い,webについてはSakura-serverを使い,e-mailについてはXreaを使う,という不可思議な構成になった。

DNSの設定は以下の通り。

a www 219.94.129.27     # sakura側のserverのIP。

a xrea 125.53.25.47     # 移行失敗の時とか,障害発生の時用に残している。

a sakura 219.94.129.27     # 移行前のテスト用。

mx s319.xrea.com. 10 @     # mxはhost名を指定する。xreaの中なので名前解決可能。


Sakuraに色々installする

基本的に,./configure --prefix=$HOME/localを駆使すれば何でも大丈夫。

僕はid:syou6162さくらInternetに色々installするを参考にした。

ただしRubyGemは普通には導入できなかった。RubyGemを導入するには,id:syou6162のように,Rubyも自前で持たなければならないようだ。僕はそれで導入を諦めた。だってRubyよりPerlのほうが好きだし。

あ,あと,subversionのserver側は導入困難だと思う。だってapacheにくっつけるんでしょ?だから,subversionについてはclientだけinstallした。./configureの時に,色々と余計なモノを切り捨てた記憶がある。Subversionの導入は難しそうなので,ちゃんとしたとこのを参照して下さい。


svnでwebの内容を自動保存

実は,このwebsiteは,日記を書いたりとか本棚を作ったりとかいう作業は全てwebから行えるようになってるのだ。これまではそうやって更新した結果をいちいちFTPで再取得してたんだけど,それがめんどくなったのでcron + svnで自動更新するようにした。

基本的には,sakuraではcronがラクに使えるので,いつものようにcron + svnでおっけー。

ただし,permissionに注意しなければならない。つまり*.cgiを755にしろ,ってこと。そのためには

#!/bin/sh

cd ~/www/

find . -name "*.cgi" -exec chmod 755 {} \;

みたいなshell scriptを書けばいいじゃん!

ついでに,svn commitをするためのshell scriptは

#!/bin/sh

cd ~/www/

(

svn ci \

./*.html \

phys/*.html \

(中略)

diary/*.html \

tech/*.html \

-m "[Website] Auto Update (`date '+%Y/%m/%d'`)"

echo ""

echo ""

echo "******* SVN STATUS *******"

svn st

) | mail -s "[Website] Commit : `date '+%Y/%m/%d %H:%M'`" mailaddress@of.misho.co.jp

みたいな感じだよね。


SakuraにTeXをinstallする。

みしょといえばTeX……と言いたいところなのだけど,これまで僕のweb siteの数式はmimeTeXによる汚らしい美麗とは言い難いものでした。(いや,mimeTeXは超簡単に使えるからとても素晴らしいんだよ!とても素晴らしいんだけど,僕みたいにTeXのfontにまであれこれこだわる人にはちょっと……。。。。)

で,数年前に「TeX環境があれば,“TeXvc”というのを使って美麗な式が表示できる」とかいう噂を聞いたので,ずっと導入するきっかけをうかがっていたのです。折角なので,ついでに導入することにしました。

そのためにはまずTeXをinstallせねばならない。のですが,実はLinuxへのTeXの導入についてはほとんど舗装が完了していて,大した問題はないのです。特に今回の特徴は

  • 数式だけでよくて,日本語などの非alphabet文字は要らない。
  • っていうかfontもdefaultのもので十分。
  • ただし,$HOME/localに導入しなければならない。

というところなのですが,fontの問題がほとんど無いため,話はとても簡単なのです。(僕のホンモノのTeX環境は,ΕλληνικάやРусскийは勿論,عربيةだとか汉语,עבריתなども表示できるし,日本語のfontもみかちゃんfontあんずもじを始めとする様々なものが使えるという,恐ろしく複雑な環境になっているのです。)

っていうかぶっちゃけ,TeXvcでは,latexとdvipngぐらいしか使わないので,細かいことはどうでもいいですよね。

手順は

  1. TeX wikiに従って,tetex・tetex-texmf・ptetexを入手。ptetexのみ解凍する。
  2. cp my_option.sample ../my_optionして,my_optionを編集する
  3. make all0make otf(optional),make fontする。fontの途中でghostscriptのresourceにln -sfするかと聞かれるが,まぁyesでよい。(babelはさすがに要らないだろ)
  4. make testするけれども,失敗しても泣かない。っていうかERRORも気にせず,無視する。TeXvcが動けばそれで十分なんだ!!!
  5. make install!! my_optionが適切に設定されていれば,permission errorなんてことにはならない。

という感じ。my_optionの編集が全てである。ってことで僕のmy_optionをsakura_tex_install.my_optionとして置いておくので,使いたい人は勝手にどうぞ。

あ,動作確認はTeXvcのとこで行いましょう。TeXvcが動けば良いのです。僕は動きました。だから勝ちです。


TeXvcのinstall

いよいよ本丸のTeXvc。これが有れば,TeXのcodeを画像に変換することができる!!つまりこのweb上の数式を全て綺麗にできる!!!!

まず,TeXvcを入れるには,OCamlを入れる必要がある。Tarballをwgetして,./configure --prefix=$HOME/localで大丈夫だろ,と思ってたけど,何故かそうではなかった。

なんと./configure -prefix $HOME/localらしい!!HYPHENとEQUALが無い!!!!!……どんだけー。これにとてつもない勢いでハマった。

あと,なんかmakeも違う。make worldして,make optして,make installするらしい。まぁ詳しくはINSTALL読んでねってことで。

そしてようやくTeXvcのinstall。

TeXvcは,MediaWikiのsource codesに入っている。Download pageからmediawiki-*.*.*.tar.gzをdownloadして解凍し,その中のmath directoryだけを使う。それ以外は全然要らないので削除して良い。

mathの中で,gmakeすれば,texvc・texvc_tex・texvc_testができるので,そいつらをcp *** $HOME/local/binしてやればおっけい。

ちなみに僕はmakeと打ってしまったために失敗し,気づくまで2時間を費やした。

実は僕はこの後で,生成する画像をcacheするため,TeXvcのsource codeをほんの少しだけ改造した。のだけど,これについてはまた後日。


mondo rescueによるhard disk back-up

Computerのdataのback-upというのは,必要だとは分かっているけどなかなかめんどくさくてやらないものです。でもなんか最近serverの音がおかしいので,思い切ってback-upをとることにしました。

最初は,「最近はHDDをまるまる複製してくれるsoftwareがあるから,これ使えばラクラクだ!!!」と思っていたのです。だけど……こいつWINDOWS専用でした。

「じゃあLinux用のを探すか……」というわけで,Partition Imageというのがあると聞いて,CD-Rに焼いて使ってみたのですが……。。。。Linux LVMには非対応でした(´;ω;`)

どうして去年の僕はLVMなんて使ったんだ!!ドアホ!!!!

というわけで,ここまでですでに作業開始から6時間が経過しており,だいぶイライラしてたので,おとなしくMondo Rescueなるものを使うことにしました。結局

mondoarchive -OiL -d /mnt/usbdir/20081212 -s 4g -E /mnt -E /tmp -S /vol1 -T /vol1

みたいな感じで,起動したままでback-upできたのですが,ぶっちゃけこいつがどうやって起動中のHDDを複製しているのか理解出来ません。っていうかback-upから復元できるかとかも何も試してません。あと,なんかLVMの機能使えばもっと上手にback-upできる気がするのですが,そっちもよく分かりません。

LVMなHard diskのback-upに詳しい人のご教授をお待ちしております><。

TeXvcの導入完了!!

というわけで昨日に続いてmimetexからTeXvcへの移行作業。Perlのcodeを書いて,あとは自分用styleを適用した。

詳しい手順などはまた後で書くとして,とりあえずはこの流麗さを見よ!!!

Before: mimetexで作った数式画像

After: TeXvcで作った数式画像

もともとこの二つの画像はそれぞれ <img src="/cgi-bin/mimetex/?\int_{-\infty}^\infty%20e^{-x^2}dx"> および <img src="/cgi-bin/texvc/?\int_{-\infty}^\infty\ee^{-x^2}\dd x"> として生成されていました。現在は MathJax を使っています: \(\int_{-\infty}^\infty e^{-x^2}dx\) \[\int_{-\infty}^\infty e^{-x^2}dx\]

そうして彼らと比べてみると,僕らはいつまでもあの上に居たかったんだろうなぁ。例の継続的・循環的なE音はもとより,最後に未練がましくもあの未練がましい(つまり僕の大好きな)曲を挿入までして。

Waren alles vergeht, aber.

この国の先行きを考えれば考えるほど,未来に希望がもてなくなり,この不安の下に死んでしまいたくなる。

本棚晒し大会

数ヶ月ほど前,ハチロクの人たちの間で『自分の部屋の本棚を晒す』なる試みが流行ったことがある。元々はid:syou6162晒したのがきっかけで,例えばあの有名な@T_Hash晒しているし,噂の黒猫さん晒していらっしゃる

僕もけど,この本棚は相変わらず今も本が乱雑に投げ込まれているだけなので,大学の研究居室の本棚を晒してみることにする。

全景

どーん。

本棚全景

左側が本棚で,右側は物置場として,お菓子とか枕とか紙袋とか茶器とかを置いている。黒猫さんは普段は机の上にいるけど,折角なのでお菓子の上に鎮座させてみた。

あくまでも研究室の本棚なので,そんなに数も多くないし,わりかし物理よりの内容が多いです。

最上段:Computer関連
最上段の風景。Programming言語の本が色々。

こう見ると色々な言語の本がありますねー。。。左の『DATA構造とALGORITHM』はsuztomoから借りた本なので,早く読み切らないといけません。TeX関係の本はBookshelfの所に色々書いています。

二段目:素粒子論関連
二段目の風景。専門書とか,印刷した論文とか。楽譜やrecorderもここ。

雑多です。ひたすら素粒子論。論文は大体は引き出しの中にしまっているのですが,ちゃんと読むべき論文(ちゃんと製本したもの)はここに鎮座しています。

右の方には楽譜。加古隆の楽譜がほとんどですが,Chopinもあります。一番右端にはRecorderがあります。

三段目:数学・語学その他学問関連
三段目の風景。数学の本がぎっしり並んでいる。

勉強する上での最も大事なreferencesです。数学と語学は,ちゃんと本を持ってないと心許ないです。最近は位相幾何学と微分幾何学を勉強しています。汉语もやらないと……;;;;

四段目:それ以外
雑多な本棚。マンガもあったり,法律書もあったり。

それ以外の本棚です。物理にも数学にも飽きたときに読み進めるための本たち。大体がNOW READINGな本です。ちなみにこの下の段にはいくつかの言語の辞書があります。


こう見ると,興味拡散気味な僕にしてはだいぶまとまってるような感じがしますが,一応物理学専攻で与えられた本棚ということでそれなりに自重しているのです。ここで読み終わったり使い終わったりした本が,自宅に続々と運ばれ,更に混沌とした本棚を醸成しています。